タマゴはたんぱく質、カルシウム、鉄分、ビタミン類など、一つの食品でほとんどの栄養素を含む”完全に近い栄養食品”です。
　特に、たんぱく質を構成している必須アミノ酸の一種であるメチオニンは、他の食品に比べるとタマゴに非常に多く含まれ、がん予防に大きな働きをすることが注目されています。
　栄養素の宝庫であるタマゴは、さらに脳出血を予防し、肝臓をアルコールから守り、骨を丈夫にして骨粗しょう症も予防します。
　まさに食卓の主役は、成人病予防の強い味方でもあるのです。

　永年の不規則な食生活や生活習慣が積み重なって起こる成人病。働き盛りの中高年期にかかりやすいのですが、今や若い世代はもちろん、小中学生にまで成人病の芽は伸び始めています。
　その原因の一つが肥満。肥満が諸悪の根源といわれるのは、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心臓病など、さまざまな成人病の引き金となるからです。
　肥満の予防に、ダイエットに、家族みんなで、毎日タマゴをとり入れたヘルシーな食生活からはじめましょう。

　肥満は、からだが使うエネルギー以上に食べ物から得るエネルギーが多いと、余ったエネルギーが体脂肪として貯えられて起こります。
　いま、あなたは、太っているのにダイエットに無関心だったり、反対に美容のために無理なダイエットをしていませんか。まずは、自分が標準体重か、どの程度の肥満かきちんと確かめましょう。

計算によって出た値のプラス・マイナス１０％以内の体重であれば標準体重。２０％以上だと要注意。３０％を超えると本格的な肥満です。